ハスミナミです。
昭和生まれの私。白髪は既に20代の頃から生えていました。
当時は美容院のヘアマニキュアで白髪を染めていたのですが、
あのツンとした香りが苦手だった事と、施術後に頭皮や顔に痒みがでるため「ヘナ染め」に切り替えました。
かれこれ7~8年のヘナユーザーです。今回はヘナを使った白髪染めについてご紹介します。
もくじ
ヘナ(ヘンナ)とは?
ヘナはインド、西アジア、北アフリカに生息する植物の名前です。ミソハギ科の常緑低木で白やピンクの花を咲かせます。
葉の部分を乾燥させて粉にして水などで解いたものを染料として使います。
インドでは髪や爪、皮膚の染色やペイントに使われていてい日本では白髪染めや髪のトリートメントに使用されてます。
ヘナの効能、メリット
何故ヘナで髪を染める人がいるのでしょうか?
天然成分である
ヘナは天然成分の染料なので、美容室や市販のヘアカラーが合わない方やナチュラルな健康美を追求する方に愛好されています。
また、天然成分のヘナは水に流しても環境に優しいところも魅力のひとつです。
トリートメント効果がある
ヘナで髪を染めるとヘナの成分が髪の表面を覆いトリートメント効果が表れます。
使い続けると、髪にハリやコシがでて健康的な髪質になってくると言われています。
その効果は個人差がありますが、私の個人的な体感は髪の毛に艶がでてサラサラになるように思います。
リラックス、デトックス効果
ヘナトリートメントの最中に眠たくなったり、ヘナの植物の香りに癒されるというリラックス状態になるという報告があります。
デトックス効果としては、利尿薬、便秘解善の声もありますが、何故そのような効果があるのかは分かっていません。
長く愛用している私ですがリラックスやデトックスの効果は感じたことはありません。これも個人差があるようですね。
ヘナ使用時の注意点、デメリット
ヘナは安全だとは限らない
天然成分のヘナは安心で安全なものと思われがちですが、人によって合う合わないがあるようです。
例をあげると、漆にかぶれてしまったり草に負けてしまう体質の人もいますよね。自然のものだからといって全ての人に合うわけではないので充分注意して使用してください。
ヘナを使う前はパッチテストを行ってください。
自分で染めるのに手間と時間がかかる
多くのヘナユーザーが自分でヘナを購入して、自宅でセルフ染めされています。それだけでも手間がかかるのに、ヘナは染料を頭にのせてから最低1時間はおかなくてはならないので面倒に思われて続かない方が多いようです。
私もそのひとりですが、幸い持ち込み可能のカラー剤で染めてくれる美容院をみつけたので毎回そこでお世話になっています。
そういうニーズにこたえてくれる美容院はなかなか無いかもしれませんが、最近はヘナ染めがメニューに入っているサロンも増えていますのでそちらを利用する手もありますね。
ヘナは白髪が染まり難い
天然成分100%のヘナで髪を染めても最初のうちは、殆ど白髪が染まりません。
美容院や市販のカラー剤は短時間で確実に髪に色が入るように化学物質を入れて作られていますが、天然のヘナはそうではありません。
また、それまで使っていたカラー剤やトリートメント剤が残っていてヘナの色が入り難いことが考えられます。ですから、白髪をヘナで染める際は回数を重ねることが大切です。
私も使い始めの頃のヘナ染めの仕上がりはよくありませんでしたが、今ではすっかり地毛と馴染み、白髪がしっかり染まります。根気よく続けてくださいね。
カラーバリエーションがなく白髪にしか染まらない
ヘナは性質上、白髪にしか色が入らず黒髪の部分に変化はありません。
そして、ヘナで染めた部分は明るいオレンジ色です。天然成分100%のヘナはこのオレンジ色しかありません。ヘナで染めた後の黒髪の部分と染まったオレンジ色のはっきりしたコントラストを好まないという声が多数あります。
カラーも他の植物成分をブレンドして落ち着いた色味に仕上がるものもありますが、バリエーションは少ないですし、やはり白髪にしか染まりません。ヘアカラーにこだわる人にはヘナ染めは難しいかもしれません。
独特の香り
ヘナは牧草のような独特の香りがあります。その香りに癒されるという人がいる一方で苦手という人も大勢います。
しかも、染めている間だけではなく洗い流した後も毎日洗髪をしても数日香りが残りますから苦手な人にとっては耐え難いと思います。
ヘナはどこで手に入る?
以前は、自然食品やナチュラル雑貨を扱う限られたお店で売られていましたが最近ではドラッグストアや100均のお店でも扱われるようになりましたし、ネットでも多くのヘナの専門ショップがあり手軽に手に入り易くなりました。
天然成分成分100%の品質の良いヘナを求める場合は100均のお店より、専門のお店で購入することをお勧めします。
自然食品やナチュラル雑貨店だとお店の人に商品の事を詳しくきくことができますし、ネットの場合は気軽に様々なメーカーの商品を気軽に取り寄せる楽しみがあります。
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ヘナで白髪を染める方法
ヘナを使った基本的なセルフ染めの方法をご紹介します。
準備するもの
- ヘナの粉 (ショート40g位、ロング100g位)
- お湯 50g位
- ボウルとマドラー
- タオルとターバン
- ラップ
- ヘアキャップ
- 刷毛やコーム
- ビニール手袋
私の場合、入浴ついでにヘナを流すのでヘナ染めをする時は服が脱ぎやすい前開きのものを着用します。
うっかり被るタイプのタートルネックを着てしまった時は服にヘナがつかないように服を脱ぐのに苦労しました。
また、ラップやタオルで頭を覆っていてもヘナが首筋の辺りから垂れてくることもあります。
ケープを着用するか、汚れても構わない服で行うことをお勧めします。
タオルやターバンにヘナの色がついて洗濯では落ちないので私は黒っぽい物を使用しています。
使い方
- ボウルにヘナとお湯を入れてマドラー等でマヨネーズ状になるように混ぜます。お湯の量はその都度加減してください。
- 手袋をして頭頂部にヘナを乗せ、刷毛やコームわ使って生え際や頭皮に塗っていきます。
- 塗布し終わったら髪をまとめてラップでくるみ更に、上からタオルでくるみターバンでおさえます。その上にシャワーキャップを被り1時間以上そのまま待ちます。
- 時間をおいたら、お湯で流します。色落ちを防ぐためその日はシャンプーを使用せずお湯だけで丁寧に流しましょう。
私の場合は刷毛やコームを使わずに手でヘナを塗布していますし、色持ちを良くしたいのでヘナ染め後2~3日はなるべくシャンプーを使わずにお湯洗いにしています。
以上が基本的な使い方になりますが、ブランドごとに使用法が多少異なりますので、お使いになるヘナの説明書に従って使用してください。そして、使用前は必ずパッチテストを行ってくださいね!
ヘナの使用頻度は?
使ってみてかぶれたり、痒み等のトラブルがなければ毎日使用しても問題ないとされています。
私は月に一度、美容院で染めてもらい次に美容院へ行くまでの間に出てきた目に付く生え際の部分だけ自分でリタッチしています。
週に一度セルフ染めするという話もききますので、ご自分のライフスタイルに合わせて使用されると良いと思います。
まとめ
ヘナは扱い方が独特で便利なものではありません。そして、好みが分かれてしまうマニアックなアイテムです。
その良さは一度使っただけでは分かりにくいものがあるかもしれません。しかし回数を重ねて使用していくうちに本来のナチュラルな美しさを引き出してくれる物のように思います。
じっくり手間と時間を掛けて髪の健康と美しさを育てていきたいと考える方にヘナは愛されているのでしょうね!
それでは、皆様の生活がちょこっとでも潤いますように~♪