スミナミです。
近頃の東北は、涼しいというよりは薄ら寒い感じの気候になってきました。緑や様々な花が咲き乱れていた眩しい景色が既に懐かしく感じられます。
紅葉が終わると本格的な冬が来て外の風景は寂しくなります。特に、寒冷地の部類に入る岩手在住の私にとって、冬はとても寒くて長い厳しい季節です。寒冷地の冬は日中でも外気温が氷点下がなのは当たり前です。ですから、外にある殆どの草花は枯れてしまいます。
しかし、近頃は園芸業界の皆さんの努力のおかげで寒い岩手の冬を乗り越えて春まで咲いてくれる花の苗が登場しています!
色の少ない冬景色の中、玄関の前に鮮やかな生命力溢れるお花が飾られていれば寒い冬でも温かい幸せな気持ちになるものです。
今回は初心者でもOKな冬の寄せ植えについてご紹介します!
もくじ
寄せ植えとは?
寄せ植えとは、ひとつの鉢や同じ場所に数種類の花や植物を植えている状態のことです。ですから一種類の植物だけの鉢や花壇は寄せ植えではありません。
冬に限らずこんなお花がお庭や玄関先やベランダにあれば気分があがりますよね!
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準備するもの
鉢
植物や土を入れる専用の鉢を用意しましょう。
園芸用の鉢は様々な素材、形、タイプがあります。
素材はプラスチック、木製、テラコッタ、陶器等あります。基本的にはお好きな物を選んで良いと思いますが、扱いやすいのはプラスチックです。プラスチック製のプランターは他の素材に比べて軽くて丈夫です。近頃はプラスチック製の物でもカラーや形のバリエーションが数多くありますのでプラスチックの鉢でも素敵な寄せ植えが完成しますよ。
形も円形や長方形だけでなく面白い形がありますね。これもお好きな形を選んで自由に楽しんで下さい。
鉢のタイプも多様性があります。地面に置くタイプのもの、吊るすハンギングバスケット、外壁やラティスに掛けるタイプ等いろいろあってワクワクします。今回は寒冷地の冬に誰でも気軽にできることがテーマなので地面に置くスタンダードな鉢が無難だと思います。
サイズもたくさんありますが小さすぎれば苗の種類が入りませんし初心者が特大サイズの鉢で植え付けていくのも難易度が高いです。初心者にお勧めするサイズは円形の場合8号(直径24センチ)~10号(30センチ)です。このサイズであれば数種類の苗が入り、一人で持ち運ぶことができるので気軽に作業をすることができます。
培養土
土はとても重要です。
私がガーデニングに挑戦し始めた頃たくさんあるからといって家庭菜園に使っていた畑の土や花壇の土を拾って使っていました。しかし、そのような土を使った場合、苗がすぐにヘタれて弱ってしまっていました。
その後、趣味で参加したガーデニング講座の先生に植物の生育には土が重要で植物の種類によって土の種類や肥料の配合を変えて使用すると教わりました。私のようにその辺の土をそのまま使うのはもっての外だそうです。
とはいえ、初心者に土や肥料の配合は難易度が高すぎます。ですから今回は原肥入りの培養土を使ってみましょう。
私はこの軽い土を好んで使っています☟本当に軽くて持ち運ぶのに便利です。
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鉢底の石
その名の通り鉢の底に敷き詰める石です。鉢底の石を敷き詰めることによって水はけを良くし、根腐れを防いでくれます。
私は洗濯用ネットに石を入れて使います。ネットに入れることによって花が終わった後の片付けが大分楽になります。
こちらは既にネットに入っているタイプです☟
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肥料
始めから肥料が配合されている培養土でも効き目があまり長くないものが多いです。長く植物を楽しむためにも長くゆっくり効果がでる緩効性の肥料を準備しましょう。
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苗
今回のテーマの冬の苗については後程説明することにします。
数種類の寄せ植え用の苗を選ぶ時ついついデザインや見た目の好みだけで決めてしまいがちです。でも、その前に確認しなくてはならない選択のコツがあります。
それは、同じ性質の植物を選ぶことです。例えば、同じ鉢に日当たりを好む植物と日陰を好む植物は一緒にしない方が良いですし、たっぷり水が必要な植物とそうでない植物は一緒に植えない方が良いです。苗の説明を読んで確認してから同じ性質の苗の中から好みのものを鉢に合わせて数種類選んでください。
スコップ、手袋、ジョウロ
無くてもできますが、あった方が捗ります。お好きなものをお使いください。
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冬の寄せ植えに適した苗
それでは寒い冬にも強い植物の苗を紹介します。今回は、最低気温がマイナス8℃~マイナス10℃位の地域のものです。それよりも厳しい寒さの地域では育たない場合があります。
パンジー、ビオラ
春のお花の代表ともいえる愛らしいお花ですが、秋に植えて冬のガーデニングの花としても楽しむことができます。雪が降ると成長が止まり、花も萎れて葉も枯れたようになりますが、春になり気温が上がってくるとまた成長が始まります。その頃から、葉も増えて花も次々と咲きます。成長が止まった時期に枯れた花がらをとり、更に短く切り戻すと春の花の付きが一層良くなりますよ。
パンジーやビオラは品種改良により、今では本当にカラーバリエーションが多くて選ぶのに迷ってしまいます。花びらもフリルの形の可愛らしいものがあります。私個人の経験ではフリル形の花びらより普通の花びらの形の花の方が寒さに強いような気がします。
葉牡丹
葉牡丹はお正月の切り花にも人気の花ですね。耐寒性がありゴージャスな存在感がありガーデニングでも大活躍です。
この葉牡丹も品種改良が進み、様々な大きさや背の高さのものがあります。葉の形もギャザーが入っているものもあり豪華な演出に一役買ってくれます。こんな魅力的な植物が寒さに強いのは嬉しいことですね。
耐寒性はありますが、空っ風にあたると葉が茶色っぽくなりますので、できれば軒下に飾った方が良いです。
春になり気温があがると、成長が促進され縦に伸びていき中心から菜の花のような黄色い花を咲かせます。
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こんな寄せ植えも豪華です♪☟
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ガーデンシクラメン
シクラメンはクリスマスシーズンに室内を彩る鑑賞花の代表ですが、外でも楽しめる寒さに強いガーデンシクラメンの登場によりガーデニング愛好家の冬のお庭や玄関先の華やかさがグレードアップしました。少し寂しい冬の風景にシクラメンの鮮やかな花色は気持ちを温かく元気にしてくれます。
しかし、残念ながら私の住む岩手県内陸部では本格的に寒くなる1月、2月までもたずダメになります。同じ岩手県内でも比較的温暖な沿岸地方では、冬の間咲いているという報告がありました。ガーデンシクラメンの耐寒温度はせいぜいマイナス5℃位だと思われます
購入する前にお住まいの地域の最低気温を確認してくださいね。
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リーフ類
高級感のある
葉っぱ類は寄せ植えの脇役として大活躍します。主役のお花の色を引き立てたり、グランドカバー、ちょっとしたアクセントになったり様々な役割を果たしてくれます。
冬の寒さに強くてお勧めなのは、アイビー、シロタエギク、エンジェルウィングです。
アイビーは蔓性の植物で葉の形が美しく色も濃い緑や斑入りのものがあります。とにかく丈夫でどこにでもすぐ根付く植物です。寄せ植えに生き生きとしたアクセントを与えてくれますよ。
シロタエギクは画像にある白っぽい植物でシルバーリーフとも呼ばれています。シルバーリーフは寄せ植えを上品な仕上がりにしてくれます。シルバーリーフの中でもシロタエギクは丈夫で扱いやすい植物でお勧めです。
エンジェルウィングもシルバーリーフです。ビロードの様な高級感のある質感のある美しい葉っぱです。
寒冷地岩手で冬季間外に置いて育てていましたがとても元気に冬を越しましたよ!
こちらも冬の寄せ植えを上品に演出してくれることでしょう。
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ツリー仕立てのシルバーリーフです。より立体的な寄せ植えが作れます♪☟
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寄せ植えを作ろう
それでは準備が整ったところで寄せ植えを作ってみましょう!
植物の配置を決める
まずは、どのような配置で苗をうえるのかを考えて決めていきます。
一度苗を植えた苗を掘り起こすと苗や根を傷める可能性があります。一度植えたらやり直しはできないので、この段階できちんと配置を決定しておきましょう。
鉢に鉢底の石をいれる。
鉢の底が隠れる程度に石をいれます。
袋からだした物をそのまま入れても良いですし、洗濯用ネットやキッチン用のネットに入れた物を使う方法もあります。
ネットに入れておくと後の片付けが楽になり、何度も繰り返し使えて便利です。
培養土をいれる。
鉢の底の石の上に培養土をいれます。培養土に固まりがある場合は手やスコップでほぐして土を柔らかくしてから鉢にいれてください。
後から苗をいれるので鉢いっぱいに土を入れないようにしましょう。
苗を配置して培養土をかぶせる
いよいよ苗の配置です。
まずはカップから取り出す前に鉢に苗を並べて位置やバランスの最終確認を行います。
決まったら、カップから苗を取り出し土の上に決めた通りに置き、新たに土をかぶせます。苗と苗の間もしっかり確認して隙間なく土を入れてあげましょう。
肥料を置き、水をかける
最後に肥料を土の上に置きます。
培養土に混ぜ込んても良いですが入れる量が初心者には分かり難いと思いますし、原肥入りの培養土を使っているので少量を土の上に置く程度で大丈夫です。
雪が少ない温暖な地域の場合は成長するので植え付けから一か月後から液肥を定期的にあげた方が良いです。
最後に根元からたっぷり水をかけます。最初は鉢の底から水が染みでるくらいしっかり与えてくださいね。
お手入れ方法
植え付けの後に気を付けたいことは何でしょうか?
水やり
冬は夏のように、頻繫に水をあげなくても大丈夫です。様子をみて、土の表面が乾いたら与えてください。
水を与える時間帯にも気を付けましょう。冬の間は天気の良い日中に水をあげてください。気温が下がる時間帯や天候の日に水をあげると土の中が冷えすぎたり凍ってしまい根を傷めてしまう恐れがあります。
軒下に飾る
耐寒性のある植物ですが、綺麗な状態を保つ為には、あまり厳し過ぎる環境に置かない方が良いでしょう。
空っ風や霜にあたると色が悪くなる植物もあります。ですから屋外でも屋根の下に飾るのが望ましいです。
枯れた部分をこまめに摘む
パンジー、ビオラの枯れた部分はその都度つんであげましょう。見た目もきれいですし春に更にたくさん花を咲かせてくれます。
まとめ
今回は初心者でも気軽にできる冬の寄せ植えをご紹介しました。デザインのコツ等もありますが、まずは気軽に楽しむことが大切です。
大丈夫!植物の力で誰の作品も素敵に変身しちゃいます。
寄せ植えのハードルが高いと感じるのであればパンジーだけの鉢、葉牡丹だけという一種類だけの植物の鉢でも充分素敵です。
これを機に玄関先やベランダに自分でデザインして作ったお花の鉢をおいて気分華やぐ冬を迎えてみるのはいかがでしょう?
皆様の生活がちょこっとでも潤いますように♪