ハスミナミです。
私は数年前に体調を崩して辛い経験をしました。始めは首の凝りを感じましたが、そのうち治るだろうと特に対策もせず過ごしてていました。ところが、症状はどんどん悪くなる一方だったのです。
やがて、首の後ろの付け根の辺りから後頭部にかけてズキッと電気が走るような激しい痛みに常に襲われるようになります。
起きている間は常に激痛があり、気力もどんどん奪われていきました。そのうち目が回るようなふわふわした気持ち悪い感覚も訪れ、手の甲に痺れを感じるようになりました。
痺れの症状が出て、さすがに不安を感じた私はここでようやく病院へ行くことにしました。脳神経外科を訪れ検査したところ「後頭神経痛」と診断されました。
この「後頭神経痛」最近とても流行っている症状で、あるタレントさんも「後頭神経痛」で一時期芸能活動を休止したという情報もありましたね。
今回は今の時代、誰にでも罹る可能性のある「後頭神経痛」について私が実際に行った対策方法をご紹介します。
現在「後頭神経痛」で苦しんでいる人の参考になれば幸いです。
もくじ
後頭神経痛とは
後頭神経痛の症状
「後頭神経痛」は首から後頭部、耳の後ろにかけてズキッとした差し込むような痛みが走ります。殆どの場合、左右どちらか片方に痛みを強く感じます。
私は右側の首の付け根の隆起した部分が常にズキズキとした痛みがありました。くしゃみや深呼吸のふとしたタイミングで電気が走るような強い痛みにも襲われ首も固く凝り固まり、空を見上げるのも困難な程でした。
その痛みは数か月続き、急激に体力も奪われていくので一日を終える頃には信じられないほど消耗して少しでも暇があれば横になっていないと辛くて仕方がありませんでした。
あの頃は毎日、栄養ドリンクと錠剤を飲んで何とか日常生活を送っていました。
後頭神経痛の原因
頭後部にある3つの神経が筋肉の圧迫や刺激で痛みが起こります。
長時間良くない姿勢で過ごすことが原因のひとつです。例えば、うつむく姿勢で長時間スマホを見る行為は首に負担がかかり後頭神経痛を引き起こす原因のひとつです。ひどい肩凝り、首懲りの場合は早めの対策が必要です。
神経が刺激される為、私のように痺れの症状がでることもあります。
他には、仕事や人間関係等のストレスも「後頭神経痛」を引き起こす原因になるといわれています。
後頭神経痛治療法、対策
通常、後頭神経痛は一週間程で自然に痛みがなくなり自然に収束するようです。
それでは、私のように長期間痛みが続く場合はどの様な治療法や対策があるのでしょうか?
病院に行く
まずは自己判断をせずに病院に行きましょう。そこで何科を受診したら良いのか迷うと思います。
先述しましたが、私は脳神経外科で受診しました。レントゲン検査の後「後頭神経痛」の診断が下り飲み薬を処方されました。
調べてみると整形外科で受診されている方もいて、ブロック注射による治療を行う場合もあるようです。他には神経内科やペインクリニックで受診できます。
症状を感じたら脳神経外科、整形外科、神経内科、ペインクリニックのどれかを受診してみて下さい。
私は、病院で処方された薬が全く効きませんでした。初診で脳に異常が無いと分かっていたので私はその後、その脳神経外科を訪れることはありませんでした。
本来は再診して症状が改善しなかったことを医者に相談するべきなのですが、痛みと目まいで具合が悪い中、病院の受付で立ったまま数時間待ち続ける気力がもうなかったのです。
これは良くない例です。同じ状況になった場合は必ず再診して医者の指示に従いましょう。
マッサージ、鍼治療
病院で「後頭神経痛」と告げられた後、私は近所の鍼灸整骨院へ通うことにしました。整骨院の先生に病院で診察を受けたことや痛みの症状を伝え問診が行なわれた結果、マッサージと鍼の治療を行うことになりました。
私の症状は首や肩の凝りが酷く体力も落ちていたので暫くの期間、治療を受けた日は怠く寝たきり状態で、神経痛もすぐには改善しませんでした。そんな状況でしたので良くなっている感じは当初全くありませんでした。
ただ、治療初日に鍼を1度うってもらったら不快な手の痺れがピタリと止まり、それ以来痺れの症状はでていません。これがその鍼灸整骨院に通うことになった決め手のひとつです。
他には通いやすい場所にあることと、予約制の治療院なので時間をある程度管理できること、相談しやすい雰囲気であったことが理由です。
私は治療が長くかかることを覚悟していたので、保険診療ができる治療院を選びました。それでも最初の頃は毎日の様に通っていたので治療費はけっこうかかりました。
症状の度合いも人それぞれですし、治療院によって方針も異なります。それぞれのライフスタイル等から相性の良い治療院を探して下さいね。
通う頻度は随分減りましたが体のメンテナンスや健康相談の為、今でもこの治療院にはお世話になっています。
温める
この方法で治る訳ではありませんが、私の場合は温めるとズキッとした痛みが温めている間だけ和らぎました。
やり方は、ホットタオルで首や後頭部を温めるだけの単純な方法です。しかしその時はかなり痛みが軽減されますし、緊張もほぐれ気分も良くなるのでオススメです。
さすがに真夏にホットタオルの使用はしませんでしたが、私は冷房で首や肩回りが冷えると痛みが増し具合が悪くなることが分かったので真夏でも首元にスカーフを撒くようにしています。
入浴も可能であればシャワーだけで済ませずに湯船に浸かった方が体が温まりますし、リラックス効果もあがり症状の回復につながります。
温泉も有効です。ただし私の経験上、痛みの症状が酷い時はオススメしません。入浴している時は気持ちが良いのですが、あがった後時間がたつにつれて具合が悪くなり痛みも強く感じ酷い目にあいました。
温泉の種類や相性、入り方もあると思いますが体調が悪い時の温泉入浴は湯あたりを起こす可能性があるので充分に注意しましょう。
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市販薬を服用する
ネットで調べたところビタミンB12が神経痛に有効という情報を見つけました。早速、私はビタミンB12のサプリメントを求めてドラッグストアに行き、その店の薬剤師さんに相談しました。
私の事情を聞いた薬剤師さんは、サプリメントではなく神経痛に特化した市販薬を私に勧めました。成分表をみたところビタミンB12も入っていました。
その時は藁にもすがる思いだったので薬剤師さんに勧められるまま購入して継続して4~5瓶飲みました。その薬剤師さんから継続して数瓶のみ続けた方が良いと説明があり実行してみました。
肝心の効果ですが私個人としては正直良くわかりませんでした。3瓶目辺りから多少痛みが緩和したかな?ぐらいにはなったような気がします。
ただ、それが薬による効果なのか他の対策も同時に行っていたのでそちらかもしれません。または相乗効果によるものかもしれません。
他に痛み止めとしてロキソニンも有効だそうです。脳神経外科を受診した時に処方された薬にロキソニンが入っていました。残念ながら私は全く効きませんでしたが効果があるという報告もあるので、これも個人差があるように思います。
効果がある方にとってロキソニンは本当に辛い時のお守りがわりになりそうですね。
サプリメントや市販薬を服用する際は説明書きに従い使用容量や使用回数は守りましょう。他に持病をお持ち方は服用する前にお医者さんに相談して下さいね。
私が飲んだ市販薬☟
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湿布や塗り薬を使用する
こちらも一時的に痛みを多少緩和するもので根本的な解決法ではありません。しかし私は、痛みが酷い時に湿布薬や痛みを緩和する塗り薬に随分助けられました。
注意しなくてはならないこともあります。痛みの強い場所が首の付け根の辺りなので湿布の様な貼り薬は、剝がす時に髪の毛も一緒に引っ張られてかなり痛いですし髪の毛数本は犠牲になるのは覚悟して下さい。
その点、塗るタイプのものはそのような心配はいりませんが、スーッとした爽快感の持続時間は貼るタイプのものより体感的に短いような気がします。数回塗り直して使用すると良いでしょう。
また、湿布には温感タイプのものもありますので夏場以外はそちらを使うのもオススメです。
湿布薬や塗り薬を使用する際も説明書きに従って正しく使用しましょうね。
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足ツボを刺激
これは完全に個人的な方法で、私としては最も良い体感がありました。
足の裏 (正確には足全体) には全身の臓器器官に当てはまる「ツボ」や「ゾーン」があるといわれています。足裏を刺激することにより弱っている体の部分が改善されて健康になると言われています。刺激により痛みを感じる場所が体の弱っているところだそうです。
この足裏を刺激する健康法は、日本では民間療法やリラクゼーションで親しまれています。
私は丁度、足裏健康法の本を持っていたので気休め程度に本をみながら足を刺激してみました。私の持っている本のやり方は棒を使ってかなり強く刺激する方法です。
首や肩の「反射区」といわれる「ツボ」もすごく痛かったのですが、意外にも耳の「反射区」も強い痛みを感じ予想外のことに驚きました。
自己流で行った足裏の刺激の後、暫く薄れていた気力が戻ってくる感覚がありました。
「後頭神経痛」の症状があらわれてから数か月、ふわふわした乗り物酔いに似た目まいが常にあり、我ながら正体不明の状態で数か月生活していたのが、たった一回の足裏の刺激で血の巡りと共に自分を取り戻したような爽快感と安心感に包まれました。
私の自己判断ですが耳の調子が悪いと目まいの症状を起こしやすいと聞いたことがあります。強い痛みを感じた耳の反射区を刺激したことによって目まいの症状が改善されたのではないかと考えててます。
肝心の首や頭の痛みも少しづづですが日を追うごとに確実に改善していくのを感じました。
これも他の対策との相乗効果かもしれませんが全身の血流を良くしますし副作用も無いので試して損は無いと思います。
注意点は無理して手をくじかないように気を付けて下さい。私はやり方が悪かったようで手首を痛めてしまいました。そうなると生活に新たな支障がでて元も子もなくなりますよ。
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ストレッチを行う
「後頭神経痛」の最大の原因の1つが長時間同じ姿勢でい続けることです。ですから、適度に体を動かしたりストレッチをして懲りをほぐすことは大切です。
私のように目まいが伴う程、酷い症状になるまで放っておくと疲弊し過ぎてストレッチどころではなくなります。そうなる前に日頃から少しでも体を動かす習慣をつけましょう。
私は風呂上がりに軽くですがストレッチを行っています。柔軟性も増し、夜もよく眠れるのでオススメです。
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まとめ
少し前まで「後頭神経痛」は高齢者が患うものでしたが今ではスマートフォンの普及により、年代を問わず誰が罹ってもおかしくない現代病といえるかもしれません。
「後頭神経痛」は命にかかわるものではありませんが私の経験上、その痛みは気力を奪い日常生活に支障がでる程に辛いものです。
通常は一週間程で自然に痛みの症状はなくなるそうですが私はそうではなく、できる限りの対策を数か月続けて少しづつ改善していきました。
今でも疲労がたまったり季節の変わり目になると痛みがぶり返します。それでも自分なりに対策をしているので以前のように鋭く差し込むような痛みや目まいが何日も続くことは無くなりました。
完治したとは言えないかもしれませんが症状が酷い時期に比べると快適に元気に過ごしています。痛みがなく意識もはっきりしている普通の自分が普通の生活を送ることの幸せを日々感じています。
症状によっては痛みが緩和されるまで時間がかかるかもしれませんが「後頭神経痛」で辛い思いをしている方の参考になれば良いと思います。
また、私よりも酷い症状で苦しんでいる方が痛みの無い生活が早く訪れることを心よりお祈りします。
本当に大切なことは症状がでないように日頃から姿勢に気を付けたり、ストレッチ等で体をケアして予防することです。面倒くさがり屋の私も頑張っていますよ。
今ではすっかり元気を取り戻した私ですが、もっと健康になって日々の生活を潤いのあるものにしていきたいです。
それでは、皆様の生活がちょこっとでも潤いますように♪